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檜洞丸(ひのきぼらまる) |
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report:Yuri Fujiwara |
【DATA】
登った日 2003/5/18(日)
お天気 曇りのち雨
メンバー 10名
行動時間 約9時間 |
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<アプローチ> 小田急線新松田駅からバスで1時間10分
<ルート> 西丹沢自然教室9:30出発→ゴーラ沢出合→展望園地→檜洞丸13:00到着(昼食)
13:30出発→熊笹ノ峰→犬越路→用木出合→西丹沢自然教室18:40到着
<温泉> ぶなの湯を予定するも、時間切れのためNG
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Menu*ゆりちゃんお手製芋ようかん、いねこさんのスパイスシフォンケーキ、ななさんの卵焼き他
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からっぽクラブメンバー初コース設定を担当することになった私は、あれやこれやと迷いましたー!日帰りであること、今までと違った夏に向けての体力作りコースということや、みほさんの声もあり丹沢行きを決定しました。
丹沢は神奈川県の中央部にあり東西40km、南北20kmにおよぶ山地です。その中でも5月中旬ならば、つつじ満開が期待できるかも!?ということで檜洞丸を目的地としました。
8:00に小田急線新松田駅に集合したからっぽメンバー。由美子さんは終バスがなくなった時の為に車で先に西丹沢自然教室へ。ありがとうございます〜!
7:50に到着していた私。しかし、今回最初から少し不安が・・というのは新メンバーのともさん、のりさん、さやかさんを見つけられるかどうかということでした。
しかし、さすがシニアのみなさんが愛する山の中に若い女性がいると目立つ目立つ!!すぐに発見する事ができました。良かった;)
なんとかかえるさんもバスに間に合い無事9人揃っていざ由美子さんが待つ西丹沢自然教室まで!
さてさて西丹沢自然教室で10人揃ったところで登り始める前に軽く自己紹介、そして持ち物チェック!しかし、それぞれぽろぽろ忘れ物しているということが発覚。由美子さんが持参してくださったものでフォロー!うぅ・・みなさん気をつけましょう!。
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西丹沢教室を元気に出発! |
いきなり新緑がまぶしい |
さささ、9:29登山入り口まで歩きます。少し手前で準備運動、そして歩く順番を発表。
☆由美子さん→ともさん→のりさん→さやかさん→いねさん→かえるさん→ななさん→ゆり→みどりさん→みほさん☆
9:40さて、いよいよ檜洞丸に向かって歩き出します。吸い込まれそうなほど綺麗な緑に一同ため息・・幸せです。光に透ける緑ってなんでこんなに綺麗なんだろう?
「このお花この前見たよね?」「なんだっけ名前?!笑(なかなか草木の名前が覚えられないからっぽメンバー)」という話題が繰り広げられみほさんはさすが前回妙義山レポート経験もあり、「これは少しあの花とは違うかな?」などと答えてらっしゃいました。つつじが咲いているとみんなで「キレーイ!!」と一声。これは檜洞丸周辺のつつじ新道で満開が期待できる?!
清掃登山をするいねさん、ななさん、私は「今回ゴミ少ないねー!」なんて話していると・・きゃー!ビンが大量に捨てられている・・なんでこんなとこにわざわざ・・悲しい。
水の音が聞こえ始め、歩き進んで沢をひゃっ!と渡りました。10:30ゴーラ沢出合着、休憩。それぞれ補助食を取ったり水分補給したりしました。
「これからもっと暑くなるから今少し寒いくらいのかっこの方がいいよー!」と由美子さん。地図を見ても急坂注意と書いてあるくらいだからなぁ、すごそう・・。
10分休憩後出発!高度差900mは確かに急な坂が続き岩を手がかりに登ったりと大変で、汗が吹き出てくる〜!鹿の糞を発見したり、小さい白い花を発見したり、緑がきれいだったり・・立ち止まると静かだなあ。
11:22 展望園地着、休憩。何も見えない展望園地。みどりさんが靴ずれしてしまった、がしかし!ここでみどりさんはしっかりと靴ずれ対策グッズを持参されていました。持参しているのと、いないのではここからの登りが違うものになってきますよね!;)
んー休憩場所になるとごみが増えるなぁ。
さ、出発!大きい木をみると抱きつきたくなるのはなぜでしょう??綺麗な橙、桃色、白のつつじを見るとほわっとしてドキドキして幸せになるのはなぜでしょう??
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大きな木に抱きつくななさん |
ツツジに会えた! |
エメラルドグリーンのなかを歩く |
長い間山案内看板を見ていない。歩いても歩いても出てこない。なぜ?!そんな頃おじさま、おばさま達が立ち止まって何やら騒いでいる。なんだろう??
「銀竜の花だよ」とおじさまが教えてくださったお花は、さっきからっぽでも発見していた白い小さなお花。ななさんと私は、「えー!!??これ、銀嶺の花だってー!運命?!」(由美子さん、からっぽにとって新田次郎著の「銀嶺の人」は運命の本。)とドキドキしていたら、すかさずおじさまが「いや、銀竜だってば。」と・・。あっ違うのね・・。(笑)でも忘れられないお花になりました。
歩けば歩くほど霧が濃くなってきたように感じます。霧が出て幻想的な緑の中にいる自分がドキドキしているのはなぜでしょう??
立ち休憩を取りつつ、ぶなの木や熊笹の間をずっと歩きました。「なんて幻想的で素敵な場所なんだろう。ここはどこ!?」というようなながーく続く草木を守るための木道を歩きました。両側にはコバイケイソウがたくさん群生していました。しかし、これでも減ったといいます。さて、この木道を渡りきれば檜洞丸まであと少しだ!少し立ち休憩をして、いざ!
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実は寄生植物のギンリョウソウかギンリョウソウモドキ |
この可憐な花はなんていうんだろう? |
13:00に1601m、檜洞丸到着!ふぉ〜!今までとは違ったー!さささ、早速ご飯タイムです。シートを敷いて食べましょう。
泣けるくらい嬉しい事にいねこさんが私のアウトドアショップバイト合格記念においしいスパイスシフォンケーキを焼いてきてくださいました!あーん!!ありがとございます!感激!今回、皆さんのお昼を用意できなかったので私は少しでもみんなが体力出ればと芋ようかんを作りました。ケーキも芋ようかんもななさんの卵焼きも好評!
さ、13:30雨も降ってきてしまいましたが、いざ下山です。
霧に包まれ、雨に降られ、土はドロドロでみんなかなり手間取って下りました。足がぬかるみにはまるー!!危ない、滑る!!ということが何度も何度も起こりました。14:06に熊笹の峰に到着し、少し休んで荷物など整理して再出発。
ここから長いからっぽクラブの旅が始まります。写真を撮る余裕もなく、岩場や鎖場を降りたり、そして相変わらずのドロドロ。雨によってこんなに足元が悪くなるなんてー!弱っている岩があり崩れたりということもありました。危険!!岩場のときは足元確認して、しっかりした岩か確かめましょーう!
犬越路まで0.5kmの時点で15:57。今日はこのままだと温泉はぎりぎりかな・・とりあえず歩くしかない!
犬越路から用木沢出合の間で、今まで草木鳥を見てドキドキしていた私はどこかに消え、無になっている自分がいることに気がつきました。鳥の声や木の音でハッとすることが何度かありました。しっかりしろ!!んー情けない。
大きな木が根っこごと抜けている辺りが‘崩落箇所迂回せよ’といことでそれに従ったからっぽメンバー。沢底を歩いて歩いて膝が笑う笑う。こんなに下りるのって大変だっけ?て思いつつまた膝が笑う。こんなに笑いすぎる膝に一生懸命な私は正直な気持ち悔しかった。トレーニングしようっと。
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一転してけっこう深刻なドロドロの下り |
疲れていても、笑顔のすてきな新メンバー! |
あれっ!?由美子さんがいない!?なんだどうした?!最後尾のみほさんは「そろそろ登山道に戻った方が良いんじゃないか」と言っている。そうか、そうかもしれない。と思った頃、沢に出てもうすぐ到着?!(ここで自分で確認せず、前の人に道を任せきっている様子がわかりますよね・・)と思いずんずん進むと由美子さんを発見。
あれ?様子がおかしい。どうやら道が違うらしい。そっか、由美子さんはさっきからそれに気づき始めていたんだ。とりあえずメンバーはそこで休憩。由美子さんは走って道を探しに・・私も探したいが、膝が言うこと聞かない。
休むメンバー、地図を広げるメンバー、顔を洗うメンバー、足をさするメンバー様々でした。この時私は由美子さんが頂上で新メンバーに体力があとどれくらいあるかと聞いていたのが頭に響き渡り、初参加のともさん、のりさん、さやかさんが気になって声を掛けに行きました。今回の帰りのコースは選択ミスだったかもしれない。初参加の方たちは次回から参加してくれないのでは・・と思うころに由美子さんが戻ってきて再び10人で歩き出しました。
由美子さんが発見した道を示すテープをたどりなんとか登山道発見!歓声を上げるメンバー!よかったぁぁぁ!!そして水辺を歩きつづけ、18:40にようやく西丹沢自然教室に到着。みんな温泉には間に合わなかったけど、ドロドロクタクタだけど、笑顔が最高にかわいくて素敵でした。
帰りのタクシーの中では次どーする?!なんて話も。良い仲間だな;)と思ってにやにやしていたゆりでした。今回はたっくさん反省する事、勉強する事もあり、素晴らしい緑や稜線の気持ち良さに出会いました。企画して本当に楽しかったし、良かったです!みなさんありがとうございました!以下は今回のからっぽメンバーの一言です。
由美子さん ・・人間、焦ると判断を誤る
みほさん ・・誰がどこへ行こうとしているのか
みどりさん ・・吸収して、出発して
のりさん ・・柔軟に(心)
いねこさん ・・人の後ろでなく自分で歩こう
さやかさん ・・行って良かったぁ
ななさん ・・自分のことは自分でやろう
ともさん ・・体力つけなきゃ!
かえるさん ・・いつでも自然に対して畏敬の念を忘れずに
ゆり ・・自分にできることは??
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(おわり) |