高麗山

アザミの開花期は長い。「花に魅かれて触ると葉のトゲに刺される」つまり「あざむく」が変化してアザミとなったとか。

所々に現れる横木の階段

気持ちのよい緩やかな尾根道を行く。小鳥のさえずりに和むひととき。

先頭は息子を背負った夫にまかせ、私はかずくん＆ゆりこさんとゆっくり登ったけれど、1時間もすれば湘南平に着くことができた。

私が学生の頃から、カップルが愛を誓って南京錠をかけることで有名なテレビ塔の下に敷物を広げて、さっそく子供たちを放牧。ちなみに、大昔に夫と夜景を見に来たことがあるが、さすがに南京錠はかけなかった。でも結婚できたけど。

今回はかんちゃんが、裏山で採ってきたシモフリシメジと手作りこんにゃく、自家製の野菜で、味噌仕立ての汁物をふるまってくれた。嗚呼、なんて贅沢なの！？かんちゃん、ごちそうさまでした～！

ゆっくりとランチを食べた後、展望台に移動しようとすると、かずくんがいない！お母さんも気づかない間に、途中にあったフィールドアスレチックに戻って遊んでいたらしい。登ってくる時も、わざわざ道のない登りにくい斜面を選んで登っていたし、末はクライマー！？

展望台ではあいかわらずの絶景が待っていたが、残念ながらどピーカンにも関わらず、霞がたっていて富士山が見えない。でも、霞がたつのは暖かい証拠。赤ちゃん連れなんだから、これでよかったのだと自分に言いきかせる。

初めて食べたシモフリシメジは、シャキシャキ感が最高！

遠慮なくみんなでいただく。ごちそうさま～！

展望台からテレビ塔方向を望む。テレビ塔は金網があるので、こちらの方がよく見える。

湘南平で合流したまいこさんファミリーも、高麗山までベビーキャリアを背負って歩く練習をすることに。彼女のはモンベルの製品で、荷物は入らないけど軽量で、なにより赤ちゃんの視界がふさがれないのがいい。しのぶさんは、とりあえず自宅用のニンナナンナのおんぶ専用ホルダーで参加していたけれど、どのベビーキャリアにしようかますます迷ってしまったそうだ。

湘南平に車を停めてきたまいこさんファミリーとは高麗山でお別れ。アドベンチャーレーサーのまいこさんのだんなさま、アルパインクライマーのしのぶさんのだんなさまには、あまりにも楽勝すぎるコースだったけど、赤ちゃんを背負っての山歩きはきっと新鮮だったことでしょう。

高麗山には、高来神社の上宮の礎石が残されている。なんとなく、神聖な雰囲気がただよっていた。	上宮跡の裏が小高くなっていたので登ってみると、椿の大木があった。ご神木!?	全員無事降りてこられたことを感謝してお参り。
国道1号線から眺めた高麗山。紅葉には一歩早かった。	「杉本」の鳥定食は絶品！

山を降りたあと、箱根駅伝のコースとなる1号線をしばらく歩いて、15時には大磯駅に到着。大人だってそれなりに大変なのに、5歳のかずくんはよくがんばった！下りで多少ぐずったものの、「遅くなると温泉に入れなくなるよ！」というママの声に、「温泉、温泉♪」と奮起していたのがかわいらしかった。

駅で解散したあと、私たちとゆりこさんたちで大磯プリンスホテルへバスで移動。お風呂は狭めだけど、露天風呂から海が眺められるのがGood！帰りのバスで私たちは途中下車して、パンの蔵でパンを買い、杉本で鳥定食を食べ、鴫立亭でモンブランを買って帰るというフルコース♪これで、杉本に携帯さえ忘れなければ…。翌日になって気づいて、慌てて取りにいったのでした。トホホ。